5. パラメーターリファレンス
5.1. メインセクション

プログラム全体に関する設定を行うセクションです。
5.1.1. Voices
ボイス数を設定します。
ボイス数は1〜64の値を設定できます。ポリフォニックモード(通常時)では発声できる最大ボイス数、またユニゾンモードでは同時に発生するボイス数を指定します。
CPU負荷はほぼ発声しているボイス数に比例して増加します。発声していないボイスはほとんどCPUを使用しません。
ただし安全のためボイス数は必要以上に設定しないことをお勧めします。Pentium 4(以上)を用いたWindowsマシンやPowerMac G4以降のMacintoshを使用する場合はあまり気にする必要はありませんが、古いコンピューターを使用している場合はボイス数を増やすと動作が不安定になる可能性が高くなります。サスティーンペダルを用いないのであればボイス数は8程度で足りると思います。必要以上にボイス数を増やさないよう心掛けてください。
5.1.2. UNISON
ユニゾンモードのオン/オフ設定を行います。
ユニゾンモードをオンにすると1つのノートオンに対して全ボイスが発声します。ソロ/リード用などに重厚な音を作るのに適しています。
ユニゾンモードの時はキーロジックが(ソロ演奏向けに)少し変わります。
ポリフォニックモード(ユニゾンオフ)では押されているキーの数がボイス数を超えると一番古い音から順に消え、常に最も新しく押された音が(ボイス数だけ)発声されます。一度ボイス数超過により消えたボイスはその後別のキーが離れて全ての押されているキーの数がボイス数以内になっても再び鳴ることはありません(左図)。
一方ユニゾンモードでは常に最後に押されたキーが鳴ることは同じですが、2つ以上のキーが押されている状態から今鳴っているキーを離すと自動的に次に優先順位が高いキーが再び鳴らされます(右図)。
ユニゾンモードで重厚な音を作るコツはそれぞれのボイスピッチを少しずらしてデチューンすることです。Voice Detuneパラメーターを使えば簡単にボイス間のデチューンを設定することができます。
5.1.3. LEGATO
レガートモードのオン/オフ設定を行います。この設定は Portamento をオンにしているときだけ有効です。
レガートオフの状態ではポルタメントは常に有効で、常に前に押された音(正確には最も優先順の高い音)からグライドします。
レガートをオンにすると、他のキーが押されているときだけポルタメントが掛かります。
5.1.4. Voice Detune
ボイス間のデチューン量を0〜100centの間で設定します。
ボイスデチューンには2つの重要な使い道があります。
不自然な干渉の防止
純粋なデジタルオシレーターのチューニングは完璧ですが、時にはこれが悪影響を及ぼす場合があります。例えば2つのサイン波をミックスすると干渉し合って最悪の場合音が出なくなることもあります。
一方アナログシンセサーザーのオシレーターは常にピッチが少し揺らいでいるため上記の問題はあまり発生しません。ボイスデチューンを用いてオシレーターピッチに少し揺らぎを加えることによりアナログシンセサイザーのような聞感上自然なミックス信号を作り出すことができます。ファクトリープリセットの多くは3cent程度のボイスデチューンを加えて不自然な干渉のない自然な音色を作り出しています。
ユニゾン効果
ユニゾンは重厚な音色を作り出すための大きな武器です。ここで重要なのがボイス間のデチューンを調整することで、ボイスデチューン量を調整することにより容易に好みの音色を作成することができます。
5.1.5. Portamento
ポルタメント(グライド)のオン/オフと効き具合(ポルタメントタイム)を設定します。
ノブを左に回し切るとポルタメントはオフになります。ノブを右に回すとポルタメントがオンになり、音程が前の音から連続して変化するようになります。さらに回すとポルタメントタイムが徐々に大きくなり、音程変化がゆっくりになっていきます。
5.1.6. Volume
音声出力のレベルを設定します。






