topprevnextend operation manual

4. 基本操作

  1. バンクとプログラムの選択
  2. プログラムの演奏
  3. パネルの切り替え
  4. パラメーターの変更と音色の作成
  5. 情報の表示
  6. プログラム名の入力
  7. プログラムのコピー・ペースト
  8. プログラムのロード・セーブ

4.1. バンクとプログラムの選択

bank/program selector

Excitonは4つのメモリーバンク(A/B/C/D)を持っており、各バンクは128個のプログラムで構成されます(計512プログラム)。バンクAとBにはファクトリープリセット音色が入っています(計256音色)。バンクCとDは作業用メモリーになっています。

メモリーバンクはバンクセレクターボタンで選択します。A〜Dのボタンを押すとそれぞれのバンクに切り替わります。

バンクごとのプログラムはプログラムセレクターで選択します。>で次のプログラム、<で1つ前のプログラムに移動します。また>>で10番先、<<で10番前のプログラムに移動します。また番号の部分をクリックするとポップアップメニューが表示され、現在選択されているバンクの全プログラムのリストから直接選択することもできます。

プログラム番号はホストアプリケーション側からも設定できます。ホストアプリケーション側からの設定方法は使用するホストアプリケーションのマニュアルを参照して下さい。

プログラムセレクターでプログラムを選択した場合、多くのホストアプリケーションではホスト側の表示は更新されません。このためインストゥルメント(Exciton)側とホストアプリケーション側のプログラム番号表示が異なったものになる場合がありますが、常にインストゥルメント(Exciton)側の表示が現在の設定です。ホストアプリケーションではファイルセーブ時など必要な時にプラグインから情報を読み取っているため実用上問題はありません。

MIDIメッセージを用いてバンクやプログラム番号を設定することもできます。


4.2. プログラムの演奏

ホストアプリケーションからExcitonにMIDIノートオン/ノートオフメッセージを送信することによりプログラムの音色が演奏されます。またピッチベンドメッセージで発声中のボイスの音程を変化させることができます。ピッチベンドの範囲は0(無効)から24(2オクターブ)の間で設定できます。詳しくはマスターセクションPitch Bendを参照して下さい。

さらにExcitonはサスティーンペダル(コントロールチェンジメッセージ64番)を受け付け、適切に処理します。サスティーンペダルを押している状態ではキーを離した後もトリガーがかかったままになり、ペダルを放すことにより音が止まります。

特にピアノ系の音を演奏する場合にサスティーンペダルは不可欠です。ただし押されているキーの数が最大ボイス数以上になると古い音から自動的に消えて新しいボイスが発声しますが、サスティーンペダルが押されている間はキーを離しても音が消えませんから思った以上に多くのボイス数が必要となります(ピアノのように演奏するには最低16ボイス程度は必要です)。発声可能な最大ボイス数はメインセクションのVoicesで設定します。


4.3. パネルの切り替え

panel selector

Excitonでは表裏2つのパネルがあり、必要に応じて表示を切り替えて作業を行います。

PARAM をクリックすると表(PARAM)パネルに切り替わります。音色作成用のほとんどの設定はこちらで行うことができます。

CONTROL をクリックすると裏(CONTROL)パネルに切り替わります。ピッチベンド範囲やマスターチューニング、アサイナブルモジュレーション、コントローラーマップの設定はこちらで行います。

MENUをクリックするとファイル入出力用のポップアップメニューが表示されます。詳しくはプログラムのロード・セーブをご覧下さい。


4.4. パラメーターの変更と音色の作成

音色作成はパネル上のノブとボタンをマウスでクリック・ドラッグして行います。直感的に操作すればOKです。

ノブは微調整ができるように一般的なホストアプリケーションとは少し異なるマウスアクションになっています。マウスでノブをクリックしてから上または右方向にドラッグすると値が増加、下または左方向にドラッグすると減少します(微調整しやすくするためクリックしただけでは値は変化しないようにしてあります)。shiftキーを押しながらドラッグするとマウスの反応が通常の1/10になり、より細かい設定ができます。


4.5. 情報の表示

information display

ノブやスイッチを操作してパラメーターを操作するとインフォメーション欄にその設定値(または状態)が表示されます。ノブの微調整を行う場合はインフォメーションの表示を見ながらshiftキーを押してノブをゆっくり動かせば細かい設定を行うことができます。またプログラム番号を選択したりコピー・ペーストを行った場合などはその都度操作結果が表示されます。


4.6. プログラム名の入力

program name input

プログラム名の欄をマウスクリックするとプログラム名を編集できるようになりキーボードで名前を入力できます。使用できる文字は半角英数字で24文字までです。

全角カナ漢字や他の2バイト文字(Unicodeなど)は用いないで下さい。入力はできますが半角英数字専用フォントを用いているため文字化けします。

またホストアプリケーション側からプログラム名を入力することもできます。入力方法はホストアプリケーションによって異なりますので詳しくは各ホストアプリケーションのマニュアルを参照願います。

ホストアプリケーション側でプログラム名を表示している場合、インストゥルメント(Exciton)側で新しいプログラム名を入力しても大部分のホストアプリケーションではホスト側の表示は更新されません。そのためプラグイン(Exciton)のパネルの表示とホスト側の表示が異なる場合があります。これはプログラムセレクターでプログラム番号を変更した場合と同様で、常にExciton側の表示が現在の状態です。ホストアプリケーションではファイルセーブ時など必要な時にプラグインから情報を読み取っているため実用上問題はありません。

なおホストアプリケーション側から名前を入力した場合はその変更が直ちにインストゥルメント(Exciton)に伝えられ表示も更新されます。


4.7. プログラムのコピー・ペースト

copy/paste buttons

作業途中のプログラムを一時的にコピーして保存しておくことができます。一時保存したプログラムは好きなときに呼び出して、現在のプログラム番号のメモリーにペースト(上書き)することができます。

COPYボタンを押すとその時点でのプログラムが内部メモリーに一時保存されます。一時保存されたメモリーはいつでもPASTEボタンを押すと呼び出され、現在の設定に上書きされます。


4.8. プログラムのロード・セーブ

作業中のプログラムはホストアプリケーションでソングデータの一部と見なされ、ファイルを保存すると自動的に保存されます。

ファイル保存時にセーブされる設定範囲はホストアプリケーションにより異なります。例えばCubase VSTでは1〜128すべてのプログラムがファイル保存時にソングデータの一部として保存されますが、Logic Audioでは現在作業中のプログラムだけがソングファイルと共に保存されます。その他のホストアプリケーションについては各ホストアプリケーションのマニュアルを参照してください。

またExcitonは独自のファイルフォーマットを持っており、プログラムやバンクなどをファイルにセーブすることができます。Excitonでセーブしたファイルは全ての動作環境で共通で、ホストアプリケーションやプラットフォーム(Windows/Macintosh)の区別なくロードできます。

Excitonで用いるファイル形式は次の3つです。

MENUボタンをクリックするとポップアップメニューが現れます。

"load/save" menu

それぞれメニューを選択するとファイルダイアログが現れますので通常行うようにファイルを選択したりファイル名を入力する等操作して下さい。

Macintosh版ファイルをWindowsで使用する場合

Windowsはファイルの種類をファイル名末尾の拡張子で区別します(これに対しMacintoshではファイルタイプを用います)。Windows版Excitonでセーブされたファイルにはデフォルトで次の拡張子が付きます。

Macintosh版Excitonで保存したファイルをWindowsで使用する場合は上記に示した通りファイル名の末尾に拡張子を付けて下さい。Macintoshだけで使用するファイルならば拡張子がなくても自動的にファイルタイプで識別されますが、後々Windowsでも使用する可能性がある場合はあらかじめファイル名に拡張子を付けておくことをお勧めします。

Windows版ファイルをMacintoshで使用する場合

Windows版Excitonで保存したファイルをMacintosh版Excitonで使用する場合はMacintoshファイルシステム特有のファイルタイプを設定しておく必要があります。Windows版ファイルをMacintoshにコピーした後、次の通りファイルタイプを設定して下さい。

ファイルタイプの設定は数々のMacintoshアプリケーションで行うことができます。例えばResEditはApple純正のフリーアプリケーションでAppleのサイトから入手でき、これを用いてファイルタイプを設定することができます。でももっと使いやすいファイルタイプ編集用のフリー/シェアウエアが沢山ありますので必要な方は自分で探してみて下さい(Web検索すればすぐに見つかります)。

またホストアプリケーション側の機能を用いてプログラムをロード・セーブすることもできます。Cubaseを始め主要なVSTホストアプリケーションはプログラム単体のロード・セーブをサポートしています。ただしファイルフォーマットはホストアプリケーションによって異なるためアプリケーション間の互換性はありません。互換性を考慮してできるだけExcitonのファイルフォーマットを使用することをお勧めします。